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25 Oct., 2005

10 Nov., 2005

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「大日本人」で最低の映画体験をさせられた記憶があるのでこんなもんじゃないかとは思っていたけれども…。メキシコの田舎に、妻、父、娘と息子と暮らすのは、ルチャ・リブレのレスラー“エスカルゴマン”。彼はある日、妙な不安を感じていた。その日の対戦相手が、自分よりも若くて強い“テキーラ・ジョー”だったからだ。一方、派手なパジャマを着たおかっぱ頭の男は、真っ白な四角い部屋で目を覚ます。その奇妙な部屋から男は脱出しようと試みる。起伏もなく、まったく面白くもない映像を延々と見続けなければならない、さながら拷問のようだった前作に比べればマシではある。松本本人が出てくるパートではそれなりに面白いことが起こるし、メキシコパートとの関連はどうなっているのかという期待も抱かせる。が、結局のところ、内容は「松本人志のコント」でしかない。白い部屋パートで起こる出来事はすべてコントそのものであり、まあさすがに面白い内容ではあると思うのだが、「なぜ映画を作ってまでコントを見せようとするのか」という疑問が頭から離れず、どうも楽しめない。松本の性格的に、真面目くさった映画を撮るなんて恥ずかしくてできないのかもしれないが、だからといってコントを作られても……という感じ。白い部屋から脱出したあとの展開からそれなりにメッセージ性を読み取ることもできるだろうが、一見「凄そう」なことをやってるだけで、中身などないに等しい。映画を作ると言いながらこの人は何をやっているのだろう、としか思えない93分。テレビではコントをやる場がなくなったからなのかもしれないけど。もちろん、別にコントでも良いから見たいという人はいるだろう。松本人志には熱狂的なファンが多数いる。きっとこの映画を喜んで見た人も相当数いたんだろう。これはそういう人だけが見ればいい映画だ。そういう人たちがこの映画を絶賛することを否定はしないし、テレビでの松本人志は確かに凄い存在だとは思うが、映画監督しての松本人志にはあまり期待しないほうが良さそうだ、と個人的には思った。
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